来日公演に寄せて
今泉圭姫子 / Keiko Imaizumi

Young at Hart ~時代を超えた熱い歌声〜

 80年代を代表する男性シンガーのジョイント・コンサートが発表になりました。イギリスのポール・ヤングとカナダのコリー・ハート。過去ポールとコリーが、何かのステージで舞台を共にしたという話は聞いたことがなかったのですが、2人の名前がこのように並んでいるのを見ていると、80年代の良き時代を懐かしく感じると同時に、ハートフルな歌声で音楽を伝えてきたシンガーの豪華共演に心が踊るのです。

 コリー・ハートとの再会は3年前、湯川れい子先生の音楽評論家55周年、作詞家50年を祝うパーティーに、シークレット・ゲストとして来日した時でした。お迎えの成田で再会したコリーは、会わなかった30年間が信じられないぐらい、あの頃と変わらない笑顔で登場したのです。そしてパーティーの舞台に立ち、ヒット曲を披露したコリーの歌声も、当時とまったく変わらず、エモーショナルでパワーのある唯一無二のものでした。これまでコリーは、ソングライターとしての活動は続けていましたが、音楽活動に集中していたわけではありませんでした。だからこそブランクを感じさせないその歌声に感動したのです。  あの日をモチベーションとし、コリーはシンガーとして再出発を果たしました。2019年はカナダのHall of Fameの殿堂入りを果たし、3月17日にはカナダのグラミー賞にあたるジュノ賞で、その功績を讃えるスペシャルな時間が設けられるのです。カナダ出身のシンガーで、世界的な成功を果たした21歳のショーン・メンデスは、コリーの存在を知らない若者でした。しかしHall of Fameや5月末から始まるカナダのアリーナ・ツアーが話題になることで、コリー・ハートという素晴らしいシンガーの存在を、多くの若いアーティストたちが認識することになれば嬉しいですよね。

 ポール・ヤングは、70年代から80年代にかけて、Q Tipsを始めとするグループのメンバーとして活動していました。そして82年にソロ・シンガーとしてデビュー。当時のイギリスは、ニューロマンティック・ムーヴメント全盛時代。デュラン・デュラン、アダム&ジ・アンツ、スパンダー・バレエ、カジャグーグーなど、数々のバンドが音楽シーンをキラキラと輝かせていました。その中で登場したポールは、イギリス人が好きな音楽スタイルのひとつであるR&Bをベースにしたポップ・ソングを歌い、ブルー・アイド・ソウル・シンガーとしての人気を博したのです。そのハスキーで渋い歌声と甘いマスクで、数々のヒット曲を連発。当時彼は26歳になっていましたが、その人気は10代のアーティストに負けない、アイドルのようなものでした。そういえば、恋人だったステイシー・ヤングとの関係を連日タブロイド紙に追いかけ回されていましたっけ(その後彼女とは結婚、離婚するものの復縁。しかし昨年、ステイシーさんは52才の若さで亡くなっています)。その後ハワード・ジョーンズ、ニック・カーショウといった人気シンガーが誕生し、シンガー御三家のような存在で音楽シーンを盛り上ていました。この3人の共通点は、ポップ・サウンドに無縁な音楽活動をしてきたアーティストたちでしたが(ジャズ、フュージョン、ソウルなど)、メジャー・デビューをきっかけに、ポップ・フィールドにおいて、男性シンガー・ブームを築いたのです。実力派のアイドル化は、本人たちの意思ではなかったと思いますが、実際には女性ファンの黄色い歓声を浴びていたのです。

 エルトン・ジョンは自分の後継者として3人を目にかけていたという話もあります。また彼らは、音楽とファッションを融合させ、新しいスタイルで時代を築いたデヴィッド・ボウイとブライアン・フェリーの2代スターを追いかける若手として存在しました。ポールを始めとする新進男性シンガーたちの活躍は、その後、ワム!を解散させたジョージ・マイケルの成功やリック・アストリーといった新人が生まれるきっかけにもなっています。昨今、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットで、85年に行われた世界的な音楽チャリティー・イベント「ライヴ・エイド」がクローズアップされましたが、もちろんポールも出演しました。女性実力派シンガー、アリソン・モイエとのデュエットも素晴らしかったですね。

 80年代に活躍したアーティスト、コリー・ハートとポール・ヤング。2人のシンガーが再度日本の舞台に立ち、ハートフルな歌声を聴かせるために来日します。きっと私たちは、彼らから届けられる音楽の素晴らしさと心揺さぶられる歌声に感動し、多くのヒット曲との再会に涙するでしょう。

今泉圭姫子 / Keiko Imaizumi (音楽評論家*Reflex Co.,Ltd.)

TICKETS
チケット

東京公演

2019年7月2日(火)開場 18:00 / 開演 19:00

S席 : ¥12,500 (全席指定・税込) / A席 : ¥11,500 (全席指定・税込)

S席 : ¥12,500
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A席 : ¥11,500
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RECOfan渋谷BEAM店 当店販売のみ(お問合せ:03-3463-0171)
営業時間:11:30〜21:00

大阪公演

2019年7月3日(水)開場 18:00 / 開演 19:00

S席 : ¥12,500 (全席指定・税込) / A席 : ¥11,500 (全席指定・税込)

S席 : ¥12,500
(全席指定・税込)
A席 : ¥11,500
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コリー・ハート アンド ポール・ヤング
ライヴ・イン・ジャパン2019〜ヤング・アット・ハート〜

<東京公演>
主催:キョードー東京 / キョードー東京インターナショナル / フジテレビジョン / ぴあ
後援 : WOWOW / tvk / J-WAVE / TOKYO FM / InterFM897 / Fm yokohama 84.7 / NME JAPAN
協力:ワーナーミュージック・ジャパン / ユニバーサル・ミュージック / ソニーミュージック・ジャパン・インターナショナル / タワーレコード / Reflex

<大阪公演>
主催:キョードー関西 / キョードー東京 / キョードー東京インターナショナル / フジテレビジョン / ぴあ
後援:WOWOW / FM COCOLO / NME JAPAN
協力:ワーナーミュージック・ジャパン / ユニバーサル・ミュージック / ソニーミュージック・ジャパン・インターナショナル / タワーレコード / Reflex

招聘・企画制作:キョードー東京インターナショナル